青年部では1月23日に(株)テヅカ精機の手塚良太氏(長野同友会)を招いての例会を実施しました。例会では手塚氏が事業承継してから今に至るまでの苦しみや、同友会での学びや仲間との出会いを通じて、自社を成長させていった過程が語られました。
人口減少率が著しい長野県の木曽という地域において、マイナススタートという不利な状況下における承継―そして、従業員満足度の高い会社づくりを同友会で学び、弛まず実践してきたことを赤裸々にご報告いただきました。その中で印象的だったのは、実践せず言葉だけで語る「鳥もどき」という存在です。学ぶだけでなく実践を伴ってこそ「良い会社」をつくれるという好例を具体的にご報告いただきました。
青年部独力で行った例会としては異例の60人を超える会員、オブザーバーの参加があり、参加者の感想からは満足度も極めて高いことが伺えました。
今回は私が初めて座長を務めた例会で、青年部メンバーのおかげでここまでの例会ができたものと思います。座長として気がついたことは、あらためて同友会活動に真摯に取り組み、実践することで自社の課題、自身の課題に気が付き、それを自社の課題解決にいかに結びつけてアウトプットしてゆけばよいのかというフィードバックを自分に直接いただくことができました。
最後にあらためて問います。「あなたはちゃんと学びを実践できていますか? 口先だけになっていませんか?」その自己点検となった例会だったと思います。また、参加していただいた皆様、そして例会づくりに携わった青年部メンバー、事務局の皆様に感謝いたします。