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第26回「魅力発信!-New Face」(有)コーヤク

-New Face-
第26回

この連載では「よい会社・よい経営者」をめざして学び始めた新会員さんにスポットライトを当て、同友会でどんなことを学び、どんな企業を目指すかを語っていただきます。日々奮闘している会員企業を紹介します。

(有)コーヤク
代表取締役 松尾 匡記 氏
2022年入会・津山支部

(有)コーヤク
【所 在 地】〒708-0052 津山市田町96-5  TEL:0868-31-3188
【事業内容】保険調剤・OTC販売・介護事業
【W E B】http://www.koyo-ph.com/

承継の経緯

(奥田)コーヤクという社名は「膏薬」に由来してるの?
(松尾)向陽薬局をカタカナにして縮めました。もともとは父が経営していた向陽商事が前身で、コーヤクは薬局を経営する会社です。
(奥田)お父さんが始めたのですね。
(松尾)父が元々薬局に薬を卸す薬問屋に勤めていました。1979年に独立して創業し、その後薬剤師を雇って薬局を展開するようになりました。2店舗目を出店するタイミングで96年に社名を変更したと聞いています。
(奥田)松尾さんはいつからここで働いているの?
(松尾)もう20年になります。3年くらい別の薬局で修業してゆくゆくは継ぐつもりでしたが、父の薬局の薬剤師が辞めてしまって、3カ月くらいで呼び戻されて今に至ります。

同友会に入会したきっかけ

(山下)急だったのですね。事業承継はいつされたのですか?
(松尾)13年から代表をしています。父とも知り合いの経営者に「経営の勉強している?」と問われ、身近な経営者が父しかいないことに気づき、このままではいけないと危機感を感じました。
(山下)それで入会したんですか?
(松尾)オブザーバーで参加してみて、2年前に入会しました。例会に参加してみると、様々な業界の人の話が聞けて刺激をもらえますし、社員とどのように向き合うかを学べています。

これからの課題

(山下)社員さんはどれくらいいるのですか?
(松尾)津山市内に3店舗薬局があり、20人が働いています。
(山下)今、喫緊の課題は何ですか?
(松尾)圧倒的な人口減少です。患者数も減る一方なので、その中でいかに売り上げを確保していくかが課題です。ドラッグストアも多数出店し、医薬品もネットで買えるものもあるのでAmazonなど外資系との供給競争もあります。これらすべてが乗り越えるべき課題となっています。
(山下)社員さんにもその危機感は共有できていますか?
(松尾)店長には共有していますが、全社員にはまだ行き渡っていない状況です。危機感の共有も今後の課題ですね。

コーヤク的戦略

(奥田)お客様の取り合いに陥っている現状を打破するためにどのような取り組みをしていますか?
(松尾)本当に目の届く範囲、より地域密着に特化しています。予防医学的な知見に立って、身近な地域の方々の運動から食事のサポートなども含め、健康な状態を維持できるようサービスを付加しています。そのようにして少しでもお客様の健康寿命を延ばすことが売上減少にストップをかけていくと信じています。
(山下)なるほど、薬とは別のもので付加していくのですね。
(松尾)あと医療システムを早くから導入しており、一人ひとりによりきめ細やかなサポートが実現できています。このように、先駆けによる新しい薬局を目指して邁進しています。今後も同友会で多くの気づきをいただき、活用していきたいと思います。

聞き手:フナキ運輸(株) 奥田 建志(株)イケル 山下 秀男
執筆=河合直哉行政書士事務所 河合 直哉

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