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【21.11.19】開催しました/会内行事 「対策本部主催-『職場の感染防止教室』を開催」

対策本部主催
―「職場の感染防止教室」を開催―

 9月29日、対策本部主催による「職場の感染防止教室」を開催し、事務局を含む約20人が参加しました。
 新型コロナの患者数は減少に転じたとは言え、新学期開始に伴う学内感染や家庭内感染の機会は9月以降むしろ増していることを踏まえ、対策本部が企画したもの。講師に岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(疫学・衛生学分野)の高尾総司准教授を迎え、完全オンライン形式で開催しました。
 高尾氏は、職場の感染拡大の原因の多くは「飲食を伴う会食や寮などでの共同生活」とし、他は基本的な対策や工夫によってリスクを大幅に低減できることを説明。マスクの脱着や手洗い、換気等の正しい方法について詳しく紹介しました。また社員等の感染が疑われる場合はやみくもに検査を実施するのではなく、自宅待機による健康観察を行うことが最も有用であると説きました。同時にこうした医療的アプローチだけではなく、業務的観点に立った事前の事業継続計画(BCP)の重要性を強調し、「企業としての社会的責任を果たせる準備と記録が必要」との見解を述べました。具体的には社員を二つのチームに分けて勤務時間や場所を分離させたり、毎日の健康状態の報告を求めたり、出勤を控える基準を明確化しておくなどの対策が有効とのことです。何より重要なのはそれら対策の事実を示す電子的記録を確実に残すことであり、保健所等に対して正確な記録を示すことができれば、「社員全員が濃厚接触者と判定されて長期間操業停止」などの最悪の事態を回避できる場合があるとの認識を示しました。

 「社内で陽性者等が出た場合の考え方がことごとく間違っていた」「もっと多くの会員さんに聞いてもらいたい」など参加者の反響も大きかったため、10月14日に再配信を行いました。

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