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【22.06.29】<中小企業のSDGs最前線-第1回>(株)サンキョウ- エンビックス

各社のSDGsの実践を取り上げることで、いかに自社事業と課題を結び付け、今後どのように取り組んで行くか―皆様の実践のきっかけとなる先進事例を6回シリーズで取り上げます


中小企業のSDGs最前線
~我が社の取り組みを紹介します~

(株)サンキョウ- エンビックス環境分析部門 サブリーダー 藤原 香織 さん

<所在地>岡山市南区米倉66-2 電話086-242-1035
<事業内容>環境コンサルティング事業、環境サポート事業、環境管理支援業務、他
<WEB> http://www.sankyo-ltd.co.jp

-SDGs宣言-
私たちは「環境コンサルタント」によるより良い環境の創造、
豊かな地域社会の実現をめざします

きっかけ

(大西)SDGsにはどんなきっかけで取り組み始めたんですか?

(藤原)2017年12月の社内発表会で初めてCSR、SDGs、ESGとその繋がりにつ   いて知りました。最初は、掲げている項目のテーマが大きすぎ、範囲も   広すぎて会社に結び付けられませんでした。

(大西)それがどうやって前に進んだんですか?

(藤原)銀行が提供するサービスを受けて、21年12月1日に『SDGs宣言』が策   定されました。その中に、「環境コンサルタント」「働きがい」「環   境保全」「より良い環境を創造する」という4つのテーマがあります。   これは自社の企業ドメインや経営理念とも直結しています。これを見た   時に初めて私たちが実際にやっていることとSDGsが結びつきました。

取り組みの具体的内容と効果

(大西)具体的にどのように取り組みましたか?

(藤原)実は、今までの活動がすでに目標に紐づけられるものだった―という感じなんです。最近の中期経営計画では、計画項目に関連するSDGsの番号を表示することで、つながりを見える化しています。経営計画は部署計画につながるので、社員にとってより身近に感じられるようになりました。エコアクション21で節水や節電にみんなで取り組んでいますが、これもSDGsにつながっていて、努力していることが報われていると感じられます。SDGsと自分達の活動は特別に意識するものではなく、知らず知らずのうちにつながるものだと思います。最近では、就活生もSDGsについてよく知っていて、質問すると思っていた以上の答えが返ってきて驚きます。自社の活動がSDGsのどの目標をカバーしているか分かりやすくなっているため、「この会社はSDGsのこの目標に取り組んでいるんだ」ということが客観的に伝わり、採用活動にもプラスにつながっていると感じます。

これから目指すもの

(大西)SDGsでこれから目指すものは何ですか?

(藤原)SDGsも事業活動も目指していることは同じで、環境コンサルタントとしてお客様が困った時にアドバイスできる存在でありたいということです。そのためにはSDGsをお客様とどう発展させていくかが課題です。まずは本社のあるここから。そして岡山市、岡山県、中国地方―とその存在を少しずつ広げて行きたいです。社長の考えだと地球全体まで広げていってしまうみたいですが(笑)


執筆:(株)二鶴堂 大西 肇

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