岡山南支部定時総会・特別例会-活動報告
自分らしい経営哲学の実践
<報告者> 元・岡山県中小企業家同友会 顧問 有松 修一 氏
日 時:2022年6月23日(木)18:30~
会 場: 岡山国際交流センター
討議の柱:「あなたが経営において本気で取り組んでいることは何ですか?」
6月23日、第11回岡山南支部定時総会を岡山市内で開催し、約80人が参加しました。
第2部は特別例会として元・岡山同友会顧問の有松修一氏を招き、「自分らしい経営哲学の実践」と題し、約20年の同友会の学びを振り返りました。
グループ討論では「あなたが経営において本気で取り組んでいることは何ですか?」をテーマに意見交換を行い、「社員の潜在能力を引き出すこと」「スタッフとの意思疎通」など社員に向き合う経営者の姿勢が発表に表れていました。
有松氏は補足として、「めざす社風は実現できた。社員が活躍してくれているので、何の未練もない。先日、弊社50周年の式典で社員の発表を聞いて、理念が浸透していると実感し感激した。同友会で『人を生かす経営』に出会って経営姿勢を貫いてきて本当に良かった」と締めくくりました。
参加者の主な感想
●社員さんが考えることが自分たちの会社を良くすることにつながる。社員さんの協力が信頼関係へとつながる。経営はアート。会社を良くしたい思いを行動に変えていく
●今ある結果はプロセスのあるものが少ないので、しっかりとプロセスを持った結果を作りたいと思いました
●労使見解にもあるように中小企業は経営者次第。そして社員さんの活躍が社会の成長を左右する原動力であることを確認しました
●考え方が今まで勉強してきた中で自分にはない視点でした。商品・サービス・接客の中で本物になっているかどうか、自分自身が気づけるようになれるようにします
●本気をどう捉えるか難しい部分だと思いました。その時は本気でやったと思っていても、後から考えると、まだできることはあったのではないか? と考えられている方もたくさんいらっしゃったので、皆さん悩まれているのだなと、気の引き締まる思いです。
●社員や周りの方の働きというのは自分を写し出す鏡と気づきました。今一度自分自身の動きを見つめ直したいです
●「育てたように子は育つ」が特に印象に残りました。本気で「何のために経営しているのか」を考え続けていく事をしていきたいと思います
●グループ討議では、本気で取り組むということについて話し合いました。経営者は社員さんに試されていて常に見られていること、影響力のある立場であることを認識し、覚悟をもって取り組まなければいけないということ、社員さんとの信頼関係の話では、先ず社員さんのお話を傾聴しなければいけない。あきらめずに課題に向き合わなければならない。社長は学び続けなければいけない。そのためには薄紙を重ねるように努力を重ねなければいけない―とまとまりました。自社に持ち帰り明日から学びを実践します。毎日を本気で重ねる一年一年がすごい結果につながること 改めて感じました。
●役員はお世話係でなく、学びの場。どんな組織でもそうだなと思いました。がんばろう。本気という切り口はいいな。本気だからおもしろい。おもしろいという切り口から本気に迫れる。