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「知ることでなくなる壁」をなくす運動を

障害者問題委員会SDGs学習会
「知ることでなくなる壁」をなくす運動を

 3月21日、障害者問題委員会主催でSDGs学習会をオンライン開催し、参加者20人が学びを深めました。
 冒頭では、SDGsビジネスマスターの資格を持つ(株)ココピアの藤原真由美氏がSDGsについて説明を行いました。そして目的を明確にして取り組み、仕組み化していくことが重要だと紹介しました。
 続いて、ぜんち共済(株)の榎本重秋社長(神奈川同友会中同協障害者問題委員会副委員長)が「あなたは何のために経営しているのか!?」と題して、日本で初めて知的障害や発達障害等のある方を対象にした専門保険会社を設立した経緯と、同友会での学びについて紹介しました。

 榎本氏は2011年に神奈川同友会に入会。13年に神奈川で開催された第17回障害者問題全国交流会に実行委員として関わり、交流会のサブテーマになった「知らないから見える壁、知ることでなくなる壁」という表現に深く共感し、「自社経営と同友会の活動を通していかにこの壁をなくしていくかを考えた」と振り返りました。また、14年からはダイバーシティ委員会委員長として毎月の例会の開催や職場実習受入れの呼びかけと合わせて、経営指針成文化研修会への参加を推進したことを紹介。人間尊重の経営を実践するためには、経営理念が重要であることを強く訴えました。
 さらに自社の障害者実習受入れと雇用事例を紹介し、障害のある社員の長所を生かせる仕組みづくりを行ったことで、社員の目覚ましい成長と社内環境の変化があったことを話しました。
 まとめでは料治則忠・障害者問題委員長が、「『知らないから見える壁、知ることでなくなる壁』が多く存在しているのが現状です。自社の経営実践を通して、障害者を取り巻く社会の問題を解決していく委員会として、多くの方に参加していただきたい。学習会の学び・気づきを自社に持ち帰るとともに活動を広げていきましょう」と締めくくり、閉会となりました。

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