人を生かす経営の実践が地域をつくる
~伝える、つなげる、広げる~
5月26日 岡山ロイヤルホテル
5月26日、「人を生かす経営の実践が地域をつくる~伝える、つなげる、広げる」をテーマに、岡山同友会第34回定時総会(経営者フォーラム)を開催しました。当日は行政関係者や金融機関からの来賓を含む約160人が参加。 全県例会スタイルの全体会で学ぶとともに、 新年度の方針等について議案の提案を行いました。
全体会は「私はなぜ同友会で学び続けてきたか?~同友会で何を学び、何を実践するのか」の表題で、(株)エステム名誉会長の鋤柄修氏(中同協・相談役幹事)の問題提起と、グループディスカッションで学 びました。
総会では、2017年度活動報告、決算報告ならびに監 査報告、2018年度重点方針と活動方針、新年度予算、規約改正、新役員の提案がなされ、異議なく承認されまし た。また第1回理事会では正副代表理事を選出した他、理事就任後のあり方についてもあらためて確認を行いました。議事終了後は、初の試みとして17年度新会員紹介者の表彰が行われました。紹介者を代表して、(有)サンテルの 藤原輝昌氏(5人)、(株)イケルの山下秀男氏(4人)、(株)ジョアの神馬孝司氏(4人。圭子氏が代理出席)に表彰状が渡されました。
懇親会には金融機関の皆さんも加わり、支部の垣根を越 えて交流を深めました。 最後に門田悦子実行委員長が挨拶に立ち、「実行委員長という役を通して、地域に同友会型企業を増やすことの意味をあらためて実感した。私たち一人ひとりが語り部となり、 仲間を増やしていきましょう」と述べ、五本締めで閉会となりました。 昨年度は過去5年で最高実績となる会勢548を実現しました。18年度もこの勢いをさらに高め、人を生かす経営の輪を県内全域に広げてまいりましょう。
●経営者の仕事は「何 をやるか決める事」と 言われていた事に対し て、まだまだできていないと感じました。まずは幹部としっかり話をして方針を決めていこうと思います。
●問題 提起より「会社の経営 者は何をするかを決めるのがトップ経営者の役割。何をどうするかを決めるのではない」。 グループ討議「指針書 で成果が得られた会社 が多かった。それを作り上げるのも経営者の責任と痛感。最近あまり…の方へのつっこみ がなかなかできていなかったのが残念。しか し、「指針書は図面だ」 と言われ、誰でもその図面によって同じもの が造れるぐらいの指針書を作ります。
●KDDI(感性・勘、度胸、努力、インテリジェンス)を自分で磨いていきたい。また、経営理念も経営のあり方も含めて、作り直していこうと思います。
●プレイングマネージ ャーを卒業し、経営者に専念します。人を育て、任せられる環境を確保します。指針、ビジョンを社員と共有します。
●経 営者として真面目に学 び、出会える素晴らしい 会だと思いました。
●経営 者の本当の役割は? 現場ではなく何をやるかを決める事。小さな会社だ とどうしてもプレイング マネージャーになってし まう。そこに逃げている のかもしれない。自信を 持ち経営するため、そして社員とのコミュニケー ションも含め、経営指針 の共有をしっかりと生かす事が重要とあらためて感じました。
●「人間はコ ストではない」という言 葉に強く感動しました。この言葉をかみしめてみたいと思いました。
●報告の中で感じた事は、「TOPは会社で何をやるか」という事と「目標は大きくて良い…が、できるまでやる」という事に あらためて気付かされま した。グループ討論の中 で感じたことは、各社代 表の様々な見識があるの だなという事と、どの経営者も同じ様な悩みを抱え、苦労しているのだなと感じました。自社に取り入れようと思った事は、経営者がビジョンを作り、従業員と目的を持 ってコミュニケーションを取り、一緒に学習していく事。学習するにあたっては感性と努力とイン テリジェンス、そして度 胸だという事を頭に入れ 実践していきたいと思います。
懇親会では、多く の金融機関の方々に もご出席いただき、 また鳥取同友会から流会のPRがありました。 最後に鋤柄氏から岡山同友会にむけて「会員605人 と言わず1,000人をめざして!」 と激励のメッセージをいただき、会場は華やかに幕を閉じました。 私はこの度、実行委員長という大役を拝命し、本当 にたくさんの学びを得ることができました。このような貴重な機会をいただけましたことに会員の皆様には 心より感謝申し上げます。
ある方が「大役は大変!でも大変と書いて大きく変わるとも言うンだよ!」と声をかけてくださいました。 この度の学びが実践へとつながり同友会型企業が一社でも増えるよう、地域の活 性化につながり岡山同友会 の会勢へと結びつくよう、私自身もその担い手になりたいと強く思うようになりました。 最後になりましたが、至らない実行委員長を支えてくださいました実行委員会の皆様、事務局の皆様には 深く御礼申し上げます。ありがとうございました。