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資金繰りの適切な進め方を学ぶ(女性部主催勉強会)

 3月27日、岡山県信用保証協会に講師派遣を依頼し、同協会の業務統括部創業・経営支援統括課の松井大典課長代理から資金繰りの要点とその適切な進め方についてお話を伺いました。会場となった同友会会議室に10人、オンラインで1人が参加し、専門的な知識を学びました。
松井大典課長代理
 松井氏は冒頭で、この勉強会で伝えたいこととして「適切な資金調達のためには資金繰りの状況を日頃から把握しておくこと、金融機関と情報共有しておくことが重要」と話しました。その上で、信用保証協会の位置づけや仕組みについて説明し、具体的に資金繰りをどのように把握していくか、資金繰り表の作り方や留意点などを紹介しました。
 また資金繰りが苦しい時に何の支払いを優先するかと問いかけ、(1)税金・社会保険料の納付(2)取引先への支払い(3)金融機関への返済の三つを挙げ、優先順位を示しました。そしてその理由を具体的に説明すると、参加者からは「なるほど~」と納得の声が挙がっていました。
 松井氏は、「付き合う金融機関の数は多いほど良いわけではなく、困った時に助けてくれるメインバンクを作っておくべき」と強調しました。「金融機関との友好な関係を築くために会社の数字を共有しておくと対応がスムーズ」と重ね、ローカルベンチマーク(企業の経営状態の把握を行うツール)の活用を勧めました。

 今回の勉強会は女性部の役員の要望で実現したものですが、参加者からはより詳しい勉強の場を望む声も出ており今後の開催も期待されています。
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