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【22.01.05】2022謹賀新年「地域の未来を見据えて自社を維持発展させよう」

地域の未来を見据えて自社を維持発展させよう

 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶びを申し上げます。
 この間、長期化するコロナ禍と経営環境の激変に直面し、経営者としての責任をあらためて自覚された方も多いのではないかと思います。50年以上に及ぶ同友会の歴史の中で私たちの先人達も未曽有の危機に何度も襲われ、そのたびに試行錯誤しながら窮地を脱し、その積み重ねによって強靭な企業体質を獲得してきました。同友会の真骨頂は、人を生かす経営の実践を通じて組織の強靭化を図り、いかに外部環境が厳しくても経営を維持発展させることにあります。その意味で、2022年は私たち経営者にとって、今まで培ってきた実践の成果が大きく花開く年になるものと確信しております。

 また、岡山同友会の会報紙『COM』が、今回の発行をもって記念すべき400号を数えます。岡山同友会の歴史を感じるとともに、会員の皆様と事務局をはじめ、関係者各位のご理解とご協力に衷心より敬意を表します。これからも、情報発信を通じて同友会運動の重要な一翼を担い続けてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 さて、岡山同友会の今年度活動方針は、「同友会運動の原点に立ち返り、経営者の責任を貫こう」です。同友会が目指す企業づくりの最も根本的な考え方をまとめた『労使見解(人を生かす経営―中小企業における労使関係の見解)』には、「経営者である以上、いかに環境がきびしくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任があります」と明記されています。「いかに環境がきびしくとも」と示されている以上、コロナ禍がどれほど過酷であろうと例外ではありません。岡山同友会が掲げる「経営者の責任を貫こう」という方針はこのことを言い換えたものであり、『労使見解』が示す経営者の責任を強調したものです。
 経営者は会社の中で最も影響力のある特別な存在です。しかし同友会で学んでいる経営者はまだ全体のほんのわずかに過ぎず、その意味でも同友会会員は特別な存在です。一方、私たちが所属する同友会の社会的な立ち位置はますます大きくなりつつあります。中同協の広浜泰久会長はこのことを「私たち同友会会員は『特別に特別で特別な存在』」と表現しています。私たちはそのことに誇りを持ち、地域の未来を見据えて自社を維持発展させてまいりましょう。そして一人でも多くの経営者に「特別に特別で特別な存在」になっていただくためにも、仲間の輪を一層広げてまいりましょう。
 結びに、この一年が皆様にとって幸多く輝かしい年になりますことを心から祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

岡山県中小企業家同友会 代表理事
藤井 孝章
山辺 啓三
髙橋 正志

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