青年部&女性部合同3月例会
経営指針成文化の重要性を確認
3月17日、青年部と女性部の合同例会をハイブリッド形式で開催し、オンラインと早島町の現地会場を合わせて34人が参加しました。例会は「経営者として今のままで本当に大丈夫ですか? ~経営指針成文化で変わる会社とわたし」と題し、成文化研修会の2人の修了者の報告を受けて、経営指針の重要性を確認性について学びました。
一人目は女性部から藤井美佐氏((株)卵娘庵・社長)が発表に立ち、「自分は社員のことを十分理解しているつもりだったが、研修会を通じて自分に向き合ってみると、それは経営者の思い込みに過ぎないことに気付いた」と研修で得た気づきを語りました。また、「成文化はゴールではなくスタート。今後、卵娘庵がどう変わるか見てほしい」と意欲を滲ませました。
写真 藤井 美佐 氏(右)、松田 規誉 氏(左)
青年部からはこの3月に研修を修了したばかりの松田規誉氏(稲荷交通(株)・常務)が報告し、「『我が社の略年史』などの課題に取り組むことで、創業者の想いや苦労を初めて知ることができた。この想いを将来につないでいきたい」と意気込みを語りました。
グループ討論では「自社をしっかりと見ることができていますか?自社をしっかりと見るためにどのような取り組みをしていきますか?」のテーマで意見を交換し、経営者として自社の現状把握がきちんとできているかどうか確認し合いました。
今回の例会は、青年部と女性部がそれぞれの年度目標に掲げた48期経営指針成文化研修会受講申込数の達成を目指し、参加者に広く受講を呼びかけることも大きな目的の一つでした。その甲斐もあって、オブザーバーお2人から入会の申込みがあり、うちお一人は同時に成文化研修会の受講を申し込まれました。
参加リポート
行政書士事務所C.L.O.F 代表行政書士 小川 真広(倉敷支部)
今回、縁があって例会づくりから参画する機会をいただきました。例会当日の熱さは想像を遥かに超えていました。その熱は参加者にも伝播し、お二人の入会のお申し込みとお一人の成文化研修会の受講申し込みをいただくことができました。また、私を含めて成文化研修会をまだ受講していない方からは、成文化に向けた決意を多く聞くことができました。成文化研修会を受講した報告者の経験談が、参加者の琴線に触れたのだと思います。
今回のお二人の報告に共通するポイントとして私が考えているのは、「経営指針の成文化は始まり」であること、そして重要なことは「自分からのメッセージ」を紡ぐことです。それらが意味するのは「自分の事業 ≒ 自分自身」と徹底的に向き合うことで、今まで気付かなかった自分を見出し、それを基礎として社員や顧客、そして社会に対して自分自身の言葉で表現していくことが必要だということです。そのことが本当に強くしなやかな企業をつくる源になるのだと感じました。お二人の実践を聞く中で、経営指針の成文化が本当に意味するところが今まで以上に理解できました。そして、ここで得た学びを絶えず育み、それを例会での学びや自社内でも弛まず磨きこむことが大切だとの非常に有意義な学びを得ることができました。